みなさんは最近、図書館へ行きましたか?
わたしは、引っ越しから2年が経ち、ようやく図書館デビューを果たしました。
というのも、今までまったく図書館へ行く習慣がなかったんです。
もともとわたしは、カエルの鳴き声で夏が来たと認識するような田舎で育ちました。
田舎といっても田んぼや畑がたくさんあるだけで、その自然を売りに観光誘致ができるような立派な田舎ではありません。
スーパーや某ファッションセンターがあり、交通の便がものすごく悪いというなんとも中途半端な田舎でした。
そのため、車がないと図書館へも行けず「本とは買って読むもの」となっていたのです。
このように図書館の経験自体が少ないからなのか、いざ図書館へ行ってみてビックリしました。
図書館とはこんなにも便利なのかと!
わたしの図書館のイメージは小学生の時で止まっており、未だに紙の貸出カードを利用して借りると思っていました。
イメージと現実にとんでもない差がありました!(笑)
そこで今回は、最近の図書館で感じた便利なところをを詳しくお伝えします。
《目次》
- ハイテク化の波は図書館にも
- 比較もたのしめる!
- 「買うか借りるか」の選択肢を
ハイテク化の波は図書館にも
便利だな〜と感じたところは、以下の3つです。
- 月曜日が休館日じゃない。
- 自動貸出機がある。
- ネットで貸出の延長ができる。
どれもほんとうに驚きの便利さでした!
図書館に行っていない月日が一体どれだけあったのかと悲しくなったのはさておき、ひとつひとつ詳しく説明していきます。
1.月曜日が休館日じゃない
まずは休館日ですが、月曜日ではありませんでした。
わたしのご近所図書館の場合は、図書整理日と定期休館日がそれぞれ1日ずつあり、休館日は月に2日だけです。
もう”図書館=月曜休館”という常識は古いかもしれません。
調べてみると、まだ毎週月曜日が休館という図書館もありましたが、休館日が月に1〜3日しかないような図書館も結構あります。
そして、ほぼすべての図書館にホームページがある為、ちょっと調べればすぐ休館日がわかるところも便利です。
ホームページを見るときには、間違いなく自分の行きたい図書館のページを見ることだけ気をつけてください。
同じ市・区内でも休館日が異なる場合もありますし、似た名前の図書館のことを調べてしまったなんてこともあり得るでしょう。
例えば、国立国会図書館は月曜日に開館していますが、国立国会図書館国際子ども図書館は月曜日も休館だったりします。
くれぐれも間違えないように気をつけながら、検索してみてください。
もしかしたらあなたのご近所図書館も休館日が変わっているかもしれません。
2.自動貸出機がある
わたしは貸出についても、カウンターの司書さんへ本を渡して借りると思っていました…
しかし、もちろん自動貸出機があり、更に想像を超えた興奮があったのです。
なんと貸出機では、本が一気に10冊まで読み込まれ、きちんと本のタイトルが書かれた貸出票が出てきます。
しかも、本を広げたりせず、積ん読のように重ねたまま所定の場所に置くだけでOK!
これはもう、何回見ても興奮します!
この貸出機であれば、約1分で本を借りることが可能です。
ICタグシステム(RFID)と呼ばれるものが導入されていると思われ、本にも1冊に1つICタグが貼ってあります。
ハイテク〜!
この貸出機があるだけで、司書さんのお仕事はすこし楽になったのではないかなと想像します。
3.インターネットで貸出の延長ができる
今では各図書館にホームページがあることは一般的です。
そして、ホームページがあることで、本の貸出を延長することや、借りたい本の予約などをインターネット上で行えるようになっています。
わたしのご近所図書館の場合は、返却期限の6日前から返却日当日までの間、次の予約が入っていなければ貸出期間を2週間延長することが可能です。
実際、図書館デビューで調子に乗って本を借りすぎてしまったわたしは、結局期日までに読みきることができないという痛恨のミスをおかしました。
仕方がないと着替えようとしたその時、思い出しました、インターネットで延長できたじゃないかと!
ログイン後の作業も簡単で、これも1分くらいで延長完了…もはや感動でした。
急に体調が悪くなってしまうこともあるでしょうし、土砂降りだと返しに行くのも面倒になってしまいますよね。
その経験がもとで結局図書館に寄りつかなくなるなんてこともあるかもしれません。
しかし、この便利な貸出延長機能を活用すれば、そんな残念な経験をしないで済むでしょう。
いろいろな図書館のホームページを見てみると、大半にログインボタンがついており、こういったインターネットからの貸出延長などはどこの図書館でも対応しているのだと思います。
比較もたのしめる!
わたしの経験した図書館の進化について押し売り並に一方的にお伝えしてきました。
図書館の設備はその図書館ごとに違いますので、ぜひご自身のご近所図書館に足を運んで、確認してみてください。
また、図書館には、遠方に住んでいる方のために”相互貸借”という最寄りの図書館以外から読みたい本を取り寄せるなどのサービスがあったり、そもそも閲覧だけであればどこの図書館も利用できるところばかりです。
お出かけの時には、待ち合わせ時間よりちょっと早めに家を出て周辺の図書館へ行ってみるというのも楽しいかもしれません。
もちろん出かける場所によっては近くに図書館がない可能性もあり、調べるのが面倒くさいと思う方も多いと思います。
そんな時には”図書館日和”というアプリがオススメです!
アプリでこんなことまで!
- 図書館の場所を検索する
- 蔵書を検索
- 読みたい本のリストを作る
この図書館日和では、上記3つのことができるようになっています。
1.図書館の検索
まずは、先ほどお伝えした図書館の検索から。
アプリを起動して画面下にある3つの項目から”図書館”を選ぶと”都道府県から”と”現在地から”のどちらかをタップします。
都道府県からの場合は、地域→県→市というように選んでいき、該当地区の図書館の一覧が出てきますので、そこから行きたい図書館を選ぶという感じです。
この方法で検索するときに注意したほうがいいことは、一覧の状態では住所が出てこないこと。
そのため大きな都市ですと、図書館の数も多く行きたい図書館の名前がはっきりとわからないと、ひとつずつ選んで住所を確認しなくてはいけないのです。
もし出かけた先で図書館を探すのであれば、GPSを活用して現在地からを選んだほうが良いでしょう。
現在地から調べると、近くの図書館の名称と自分のいる場所からの距離まで表示されます。
とても便利な機能ですが、GPSをあまり使いたくないよという方は、前日に行きたい図書館の名前を調べるほうがいいかもしれません。
また、よく行く図書館は5つまで登録することができ、この後説明する”蔵書検索”がより便利に活用できます。
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図書館検索をタップした最初の画面
2.蔵書検索
さて、その蔵書検索とは”キーワードで検索”と”バーコードを読み取り”で検索ができ、更に”人気の本””新刊””ジャンル別””ツイートされた本”の4種類の項目から気になる本を探すことが可能です。
キーワード検索は、気になっている本のタイトルなどのキーワードから蔵書検索することができ、バーコード読み取りは、書店などでどちらの本を買うか迷った時などに検索してみて、蔵書がある方は諦めるなどの使い方ができそう!
この時によく行く図書館を登録しておくと、なんと自動で!その図書館に蔵書があるか表示してくれます。
特に読みたい本がないなという時には、人気の本や新刊などを見てみると読みたい本が見つかるかもしれません。
もちろんこの方法で読みたい本が見つかったら、その本をタップすることで登録した図書館に蔵書があるかも調べることが可能です。
そして、蔵書はあっても貸出中になっており、残念な気持ちになってしまうこともありますよね。
そんな時このアプリが本領を発揮!
なんとそのまま借りたい図書館のホームページへ遷移してくれるんです!
画面が切り替わったら、ログインして予約の操作までできてしまう…素晴らしい!
この場合は、地元の図書館など、貸出ができる図書館でないと本を借りることはできませんが、それだけでも便利ですよね。
ほんとうにオススメです。
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蔵書検索をタップした最初の画面。図書館日和のアプリを起動すると最初に表示されるのもこの画面
3.読みたいリストの作成
最後に、読みたい本のリストが作れること。
個人的には、このリストをいちばん活用しています。
この読みたい本リストに入れた本は、以下の3つのリストに変更することが簡単です。
- 予約した
- 借りた
- 読んだ
まずは読みたいリストに本を登録し、その本をタップした状態で右上のペンのマークから設定変更ができます。
例えば、読みたいリストに入れていた本を読んだリストに移す場合には【読みたいリストの本をタップして本の詳細を開く→右上のペンのマークをタップして編集を開く→ステータス→読んだを選択】すれば完了です。
このステータスのところで、予約した・借りた・読んだのいずれかに移すことができます。
また、予約日や返却期限、メモなどの項目もあるので、借りた本の管理や読んだ後の感想などを残しておくのにも便利!
わたしはかなり忘れっぽいので、読みたい本が見つかったらすぐにこのリストに入力するようにしています。
そうすることで偶然見つけた気になる本を読み逃さずに済んだり、本を買おうか迷っている時に「この本は図書館にないから買おう」と判断することができるようになりました。
更に図書館日和のスゴイところは、読みたいリストや蔵書検索から”本の詳細”を開くとその一番下には、書籍が購入できるようにリンクが貼ってあります。
連携しているのは以下の7つのサイト。
- カーリル
- 楽天ブックス
- amazon
- Googleブックス
- Booklog
- MediaMaker
- 読書メーター
めちゃくちゃ利用者に優しい!
上記7つのサイトは、それぞれ自分のポイントを貯めているところや使いやすさなどでどこを利用するか考えられるでしょうし、レビューを調べるためにだけ活用するのもありだと思います。
このように図書館日和を使うと、図書館やその蔵書についてたくさんの情報が手に入れられ、行かずに図書館の比較をすることも可能です。
実際わたしは、登録している図書館の蔵書の違いに驚きました。
基本的には絵本を借りることが多いのですが、小さなお子さん向けの絵本が多い図書館とちょっと大人向けの怖い絵本などが多い図書館など違いがあって面白いです。
いろいろな図書館に行ってみるのがオススメではありますが、忙しい方はこの図書館日和で調べてみるだけでも比較が楽しめると思います。
ぜひ一度試してみてください。
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読みたいリストをタップした最初の画面
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リストから本の詳細を開き、編集画面を開いた時。ここでリストの移動や返却期限の入力などができます
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本の詳細画面の一番下にあるリンク
「借りる」の選択肢を
本は決して安くはありません。
現実的に読みたい本をすべて読むことは難しいかもしれません。
しかし「だから読まない」となるのは悲しいです。
せめて「借りる」という選択肢を増やすために、ぜひ図書館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
既に通われている方も多いと思いますが、わたしのようにあまり図書館へ行ったことがなかったという方は、驚きの発見があるかもしれませんし、古い本もたくさんあって楽しいです!
そして時間があれば、いろいろな図書館を比較して自分のお気に入りの図書館が見つかると、より図書館ライフが楽しめるようになるのかなと思います。
ぜひご自身の目で確認してみてください。