絵本の紹介パンフレット、充実度満点!

《column》コラム・ブログ

本屋さんに行って、絵本を紹介しているパンフレットを見かけたことはありませんか。

わたしは、このパンフレットを見かけるとついつい持って帰ってきてしまいます。

コレ、ほんとうに素晴らしいんです!

内容も細かく書かれていますし「絵本の選び方」を骨組みに作られているので、すごくためになります。

なによりも、タダでもらえちゃう!!

ありがたや(笑)

わたしの場合「次はどんな絵本を読もうかな」と考えるときに、重宝しています。

そこで今回は、頂いてきた4つのパンフレットを紹介!

※もらってきた時期が少し前なので、紹介するパンフレットはすでに店頭にない可能性もあります。ご了承ください。

「どこ」が作るかで違う

当たり前ですが、どこが発行している絵本紹介パンフレットなのかによって内容は違います。

そして、パンフレットはつくり手によって2種類に分けることが可能です。

その違いは「出版社」が出しているものなのか「取次会社」が出しているものなのかということ。

絵本を紹介するという基本的な目的は変わらないのですが、発行元によって内容が異なります。

出版社とは、本(今回は絵本)を作っている会社のことで、有名な会社は福音館書店偕成社などです。

つづいて取次会社とは「出版取次」ともいい、出版社と書店をつなぐ流通業者のこと。

簡単に言うと、出版社が作った絵本を、本屋さんなどに届けてくれるのが取次会社です。

大手の取次会社は、日本出版販売株式会社株式会社トーハンの2社。

取次の説明が長くなってしまいましたが、話を戻すと出版社と取次はやってることが違うので、作るパンフレットの内容にも違いが出ます。

当たり前ですが、出版社が作っているパンフレットにはその会社で出している絵本しか紹介されていません。

そのため、どちらかというと薄めのパンフレットになっています。

またパンフレットの内容は、ひとつひとつの絵本のあらすじといった絵本紹介よりも「絵本の与える影響」や「絵本の選び方」などに重点を置いて書かれているものが多いです。

一方で取次会社が作っているものは、出版社の枠を超えてさまざまな絵本のあらすじが紹介されています。

ゲーム性もあって、どんどん絵本が読みたくなる!

そんな違いを感じながら、4つのパンフレットを紹介します!

こぐま社

※もらってきた時期が少し前なので、紹介するパンフレットはすでに店頭にない可能性もあります。ご了承ください。

まずは『こぐまちゃんシリーズ』で有名なこぐま社のパンフレットから。

写真が下手くそで蛍光イエローに見えますが、実際は菜の花のような明るめの黄色です。

こぐま社のものは、縦:約24.5cm/横:約52cmの大きな紙に描かれています。

店頭には写真のように折った状態で置かれており、折った状態では約13cmの正方形。

そしてこの1枚の紙の中に7つのテーマに分けられた、31冊の絵本が紹介されています。

7つのテーマは以下の通り。

  • 生まれてはじめての絵本との出会いに
  • 楽しい音とことばがいっぱい!
  • おやすみなさいのほん
  • めくってほら、おもしろい!
  • おかあさんニコニコあかちゃんもニコニコ
  • あかちゃんが大好きなものは
  • はじめてのストーリー絵本

テーマごとの絵本紹介が紙の片面を占めており、裏面には「あかちゃんと絵本」の関係について解説されています。

わたしは赤ちゃんの好きな言葉についての説明の中で、わらべうたがぐずった赤ちゃんに効果的だという事実に驚きました。

わらべうたと聞くと「かごめかごめ」や「はないちもんめ」などの遊びで使われている歌を思い出します。

しかし、実は「いないいないばあ」や「一本橋こちょこちょ」などもわらべうた!

知りませんでした!

確かに「いないいないばあ」で赤ちゃんは笑ってくれることが多いです。

それは言葉が関係していたんだと思うと、納得。

こぐま社のパンフレットは”赤ちゃん”に焦点が当てられているので、これから出産という方や妊娠したばかりという方の役に立つパンフレットです。

最初の「絵本の選び方」を学ぶなら、こぐま社のパンフレットが分かりやすいです。

また、大人になって「なんで子どもの頃あの絵本が好きだったのか」という疑問に直面したときにもこのパンフレットを読むと答えが見つかるかもしれません。

童心を取り戻すために読む絵本を探すなら、こぐま社のパンフレットを読んでみてはいかがでしょう。

絵本館

※もらってきた時期が少し前なので、紹介するパンフレットはすでに店頭にない可能性もあります。ご了承ください。

絵本館のパンフレットは裏表紙まで合わせると、なんと24ページもある大容量!

大きさは縦:約19cm/横:約21cmで正方形に近いかたちです。

絵本紹介ページには、歌人で絵本の翻訳などをされている俵万智さんといった著名人の方コメントも掲載されています。

そして、やはり絵本館のものも絵本そのものの紹介よりも「絵本とは何か」「絵本はどう作られるのか」といった絵本についての解説についてがパンフレットの大部分。

その「絵本とは」という解説は、実際にある絵本を使って説明してくれているので「この絵本はこういうところが特徴なんだ」とわかって楽しいです。

絵本の読み方や楽しみ方を紹介してくれているので、読んだことのある絵本でも自分では思いつかなかった方法でまた絵本を楽しめます。

こぐま社同様、絵本館の絵本紹介もジャンル別。

ただ、こぐま社がどのジャンルもほぼ同じ数の絵本を紹介していたのに対し、絵本館は「ユーモア」と「ことばかず」の絵本が圧倒的に多い!

最初は「強みがはっきり出ているのかな」と思いました。

でも、最後まで見て「ジャンル分けが変なんだ」と判明!

絵本館のジャンルは7種類。

  • ユーモア
  • おばけようかい
  • きょうりゅう
  • ことばかず
  • のりもの
  • たべもの
  • うんちおならおしっこ

「うんちおならおしっこ」って!(笑)

出版社によって、ジャンルの分け方もまったく違います。

そして、絵本館がこういったジャンル分けしているということは、やっぱりユーモア絵本に強いと思う!

冒頭からの解説はすごくためになり、最後は笑わせてくれる絵本館のパンフレットも読み応えバツグンです。

絵本のできるまでにどんな想いがあるのかや著名人の方がオススメする絵本を知りたい方は、絵本館のパンフレットがオススメ。

新しい絵本の読み方を知りたい方にも読んでほしいパンフレットです。

日本出版販売

※もらってきた時期が少し前なので、紹介するパンフレットはすでに店頭にない可能性もあります。ご了承ください。

オシャレなパンフレットのコチラは日本出版販売が作っているもの。

大きさは縦:約21cm/横:約15cmです。

そして、なんと33ページすべてが絵本の紹介!

紹介されている絵本の数は、なんと128冊もあります。

1冊の絵本について書かれている紹介もとても細かいです。

紹介されている絵本は紹介されていない絵本なんてないと言っても過言ではない絵本紹介サイト「絵本ナビ」の会員54万人のそ方々が選んだ絵本。

絵本が好きな絵本ナビ会員の方が「本当に読んでほしい絵本」と「はじめての読み物」をまとめたパンフレットがこの「いくつのえほん」なんです。

コレだけ読んでいても1ヶ月は楽しめる!(笑)

紹介されている128冊すべて読もうと思うと、1年かかっても読みきれるかどうか。

でも、読みたくなる仕組みが施されています。

絵本の紹介は以下の画像のようになっており「読み終わったらチェック」という欄があるんです!

これは、ゲーム性があって全部コンプリートしたくなる…!

さらに、絵本の内容説明と合わせて絵本ナビの会員の方のレビューが載っています。

内容だけでなく、生の声までわかるなんて素晴らしいです!

そして「いくつのえほん」は、以下のように年齢別にオススメの絵本を紹介しています。

  • 0さい
  • 1さい
  • 2さい
  • 3さい
  • 4.5さい
  • つぎよむ

このように、子どもが何歳になったらこの絵本を読ませようと悩むお父さん・お母さん目線で作られています。

だからといって、子どもがいないと楽しめないわけではありません。

自分が今まで読んでいた絵本は何歳向けだったのか知ることができたり、会員の方の感想に納得しながらパンフレットを読むことができます。

本当に人気の絵本を知りたい方にオススメのパンフレットです。

トーハン

※もらってきた時期が少し前なので、紹介するパンフレットはすでに店頭にない可能性もあります。ご了承ください。

日本出版販売と同じく取次会社のトーハンが作っているパンフレット。

大きさも日本出版販売と同じで、縦:約21cm/横:約15cmになっています。

ページ数は47ページ

最後の3ページは索引になっていて、対象年齢やタイトルからカンタンに絵本を探すことができます。

取次会社の絵本パンフレットということで、出版社の枠を超えた絵本紹介です。

トーハンのパンフレットは「ミリオンぶっく」という名前の通り「発行部数が100万部以上の絵本」をまとめているところが特徴。

ミリオンぶっくの見方は上記のように説明されています。

これまた日本出版販売と同じように読んだかどうかのチェックがついていて、コンプリート願望が湧く!

対象年齢と絵本を読むシチュエーションが書かれていることも、わかりやすいです。

シチュエーションには「お着替え」「やさしい気持ち」「イヤイヤ期」などがあり、どんなタイミングでこの絵本を読むといいのかというもの。

子どもの成長に合わせて、読むべき絵本を知りたい方にとってかなり役に立つパンフレットです。

どうしてこの絵本がそのタイミングなのかということまでは説明されていないので、自分で読む場合は「なぜか」を考えながら読むという楽しみ方もできる!

そして、以下の8つのテーマに分けて、119冊の絵本が紹介されています。(※目視で数えていますので数が違うかもしれません、ご了承ください)

  • はじめてのパパママへ
  • あそび
  • かぞく&ともだち
  • こどもとのふれあい
  • まなび
  • せいかつ
  • こそだてにこまったら
  • きせつのイベント

このテーマだけ見ると、やっぱり家族のための絵本紹介という感じはします。

しかし、大人でも十分に楽しめる!

この「ミリオンぶっく」は有名な絵本ばかりなので、誰でも「コレ小さい頃に読んだ」という絵本が必ずある!

わたしも小さい頃から大好きな『ぐるんぱのようちえん』が紹介されていて、やっぱりテンションが上がりました。

自分が昔読んだ絵本を探したいときにも、トーハンの「ミリオンぶっく」は役に立つでしょう!

ポプラ社(ティラノサウルスシリーズのみ)

※もらってきた時期が少し前なので、紹介するパンフレットはすでに店頭にない可能性もあります。ご了承ください。

コチラは、ポプラ社が出している『ティラノサウルスシリーズ』の15周年記念のパンフレット。

こぐま社と同じように縦:約29.5cm/横:約42.5cmの大きな紙が小さく折り畳まれて店頭に置かれています。

もちろん『ティラノサウルスシリーズ』の絵本は14冊すべて紹介されていますが、一番目立つのは違う部分!

それは、この折り紙のところ!

あのティラノサウルスが作れちゃう!!

めちゃくちゃ楽しいし嬉しいです!

そして絵本に出てくる恐竜たちの紹介や、作者宮西達也さんのコメントも記載されています!

大人も久しぶりの工作で楽しめちゃう素敵なパンフレットです。

工作がしたい方、ティラノサウルスシリーズが好きな方はぜひもらってみてください!

↓ちなみに、けっこう上手に作れました!(笑)

絵本を買いすぎた時にも役に立つ!

いかがだったでしょうか。

今回は手元にあった4つの絵本紹介パンフレットを紹介しました。

時期によっていろいろと違うものが出ています。

タイミングが合うといろいろな会社の新作パンフレットがもらえたりするので、書店へ行くのがより楽しみになるのもポイントです!

大人になって、絵本を読もうと思ったときに感じるのは「絵本て高いんだな」ということ。

改めて、小さい頃に絵本を買い与えてくれた両親に感謝です。

そしてせっかく買うなら、やっぱりその時その時で自分の一番ほしい絵本を買いたい。

その手助けをしてくれるのが、今回紹介したパンフレットです。

「子どもがいないからもらわない」という方が多いかもしれません。

でも、けっこう大人だけでも楽しめちゃいます!

もらわず嫌いの方は、ぜひ一度もらってみてください(笑)

また、絵本選び以外にも役に立ちます。

それは、金欠の時や絵本を買いすぎて本棚がいっぱいなんてとき!

パンフレットを読んでいるうちに絵本を読んだ気になって、けっこう満足できたりします。

「今は絵本を買えない」なんてときは、パンフレットで我慢するというのもアリです!(笑)

みなさんも書店で見かけたら、ぜひ手にとってみてください。

《column》コラム・ブログ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
kibun de ehon 【いまの気分で読みたい絵本が見つかるサイト】