皆さんは、スマートフォンを利用した寝かしつけグッズ”おそらの絵本”をご存知でしょうか。
”おそらの絵本”は2018年に第6回を迎えたデジタル絵本のコンテスト「デジタル絵本アワード」で審査員特別賞を受賞されています!
テレビで紹介されたこともあり、知っているという方も増えてきたかもしれません。
そのおかげか、最近では書店などで実物が置いているのを見かけるようになりました。
さらに、大人気「きかんしゃトーマス」の形をしたプロジェクターが登場!
合わせて4種類(トーマスのプロジェクターに付属されているディスクを合わせると5種類)のトーマスのおはなしディスクも登場しました!
トーマス好きにはたまりませんね。

わたしずっと、自分が不器用すぎるので”おそらの絵本”の購入を迷っていました。
しかし、ようやく購入しました!
ちなみに通常バージョンです(笑)
そこで今回はとんでもなく不器用なわたしが、実際に”おそらの絵本”を使ってみた感想や使用時に気をつけたほうがいいことを、写真とあわせてお伝えします。
使い方自体はシンプル!おそらの絵本についての基本情報
まず、おそらの絵本とは”プロジェクターになる本体クリップ”と映写機のフィルムのような”おはなしディスク”の2つが必要。
本体購入時には『すやすやコロコロ』(さく・え:すぎうらひろゆき)のおはなしディスクが同梱されています。※すやすやコロコロは効果音がそれぞれ違う”通常バージョン”と”スペシャルバージョン”の2種類楽しめます。

↑プロジェクターになる本体クリップ

↑おはなしディスク
価格は、プロジェクター本体が1,800円(税抜)で、ディスクはお話によって価格が違うため税抜き800円・1,000円・1,200円の3種類あります(※本体と何種類かのディスクがセットになっているものの販売もあります)。
使い方は、スマートフォンで専用のアプリを起動させ、読む絵本を選び、プロジェクタークリップを取り付けるだけです。
※使い方を詳しく知りたい方は以下の記事もどうぞ!
スマートフォンに表示される文章を読みながら、自分でおはなしディスクを回転させてページをめくるように絵を次にすすめます。
そんなおそらの絵本、わたしは以前からその存在は知っていたものの、なかなか実物を見ることができず購入するかどうか悩んでおりました。
しかし、インターネットでおそらの絵本について調べていると、なんとおはなしディスクのなかに『しーっ』(作・絵:たしろちさと フレーベル館)という絵本を発見!
この絵本『しーっ』も以前から気になっていたため「迷っている場合ではない」と思い、すぐさま購入しました。
使ってみた感想は「毎日は使えない…でも本当に買ってよかった!」です。
おそらの絵本を毎日使うのは難しい…と思っていた理由と使う時の注意点
ほんとうに楽しめるグッズです。
しかし…なかなか毎日は使えない…個人的には多くて1週間に2回くらいでしょうか。
なぜならば「映しだすまでが大変」だと思っていました!
後ほどくわしく説明しますが、新機能の登場により毎日でも使うことも可能に!
ただし、最初の取り付けは変わらすちょっと時間がかかります。
最初の取り付け方法と、注意点は以下の通りです。
※使い方を詳しく知りたい方は以下の記事もどうぞ!
スマートフォンのカバーを外し、ライトの位置にあわせてプロジェクターの位置を決め、ピントを調整します。
ものすごく不器用なわたし…大変でした。
不器用な上、わたしはシリコン素材でスマートフォン全体をはめ込むタイプのスマホケースを使っており、より手間がかかってしまったのです。
プラスチック素材のケースや手帳型ケースであれば、そんなに苦労しないかもしれません。
また、すこしぼやけるものの、ケースを付けたままでも映し出せました。
プロジェクターのレンズ部分をちょうどスマートフォンのライトに合わせるという準備、最初からパパっとできる方、いるのでしょうか。
わたしは最初10分ほどかかってしまいました…
なぜならプロジェクターのシリコンがとてもよくくっつく為、スマートフォンにつけたものを一度はがして、大体の位置を確認してはり直すという、その都度はじめからやり直すのと同じようなことになってしまったのです。
ちなみにこのシリコン部分、使わない時は紙を挟んでおきましょう!
なぜなら次に使用するときにクリップのはさむ部分がくっついてしまい、クリップを開くのにも苦労してしまうからです。


↑プロジェクターのシリコン部分。これがものすごく強力!
本来しっかりとスマートフォンに固定できるというプラス評価のはずなのに、わたし並に不器用な方は若干マイナス評価になってしまうかも…(笑)
まずは「すぐに使ってみたい」という、はやる気持ちを抑えて、アプリにある”使い方ガイド”の動画を見てください!
見ればコツが分かるので、不器用なわたしでも装着時間を半分くらいにできました。
最後にひつじの耳になっているレンズ部分を回してピント調整、これはとっても簡単です!


↑ひつじの耳になっているレンズ部分。ここが回って、ピントの調整ができるようになっています。
ここまで終わって準備完了!
と、このような一連の準備を毎日やるのはちょっと大変だなと思ってしまいました。
ほんとうは毎日寝る前に見て癒されたいのですが…残念です。
このおそらの絵本用に昔のスマートフォンなど、常に準備が整っているものがあると毎日使うのも苦じゃないかもしれません。
注意点は、タブレットには対応していないことと、スマートフォンでも著しく大きかったりすると使えないようなので、ご購入前に対応サイズの確認は必須です。


ただ、対応のサイズ(ライトからスマホ上部まで3cm以内/ライトから端までのスマホ横幅2cm以上/スマホの厚み1.2cm以内)を見る限り、一般的なスマートフォンであれば問題なく使えると思います。
↑箱に記載されているサイズ確認図
新機能登場で毎日でも使える!


先ほど説明したプロジェクター設置の流れから毎日はシンドイとお伝えしました。
おそらの絵本はどんどん便利になります!
しかし、おそらの絵本についた新機能により装着がかなり簡単に!!
それは「十字マーク設定」という機能です。
どういうものかというと、一度取り付けた本体の位置を「十字マーク」で記憶しておくことができる機能。
つまり、一度頑張って取り付けたプロジェクターの完璧な位置を記憶させることで、次回以降はその記憶を元に装着ができるようになります!!
めちゃくちゃ嬉しいです!
この機能があれば、夢の毎日おそらの絵本が現実のものに!!(笑)
とってもカンタン!プロジェクター位置の記憶方法
まずは、おそらの絵本のアプリを立ち上げ【えほんをえらぶ】→【この本をよむ】と移動します。


すると、新しい【十字マーク設定】という表示が!
ここをタッチしすると、以下のようなオレンジの十字マークとテレビのリモコンのような矢印などが表示されます。


そうです。
「十字マーク設定」とは、テレビリモコンのような矢印を使って十字マークを動かして【OK】をタップすると、次回までその設定が保存されるという機能!!
上の写真はプロジェクターを外していますが【十字マーク設定】をタップするとLEDライトが点灯するので、いつも通りプロジェクターを取り付けます。
そして、その完璧な位置を十字マークで記憶するという方法。
実際にプロジェクターをつけるとこんな感じ↓です。


一度記憶してしまえば、完璧な位置でつけた十字マークを参考に改めてクリップを取り付ければ、いともたやすくおそらの絵本が楽しめるという!!
ありがとうございます!!(笑)
この機能がついたことで、もうプロジェクターの取り付けで唸ることはなさそうです。
ほんとうに買ってよかった!と思う理由


かわいいだけでなく、まるで映画館にいるような感覚で、何回やってもワクワクするからです!
当たり前ですが、絵本がかわいくて癒されます。
ずっと読みたかった『しーっ』はとても優しいお話と絵で癒されますし、付属の『すやすやコロコロ』(おそらの絵本オリジナルのお話)も色がきれいで見ていて飽きません。
それだけでも「コレもう一生使う!」と思うのですが、プロジェクターで映し出されるとなぜだか高揚します。
ほんと、なんででしょうね。
暗いところ自体がちょっとドキドキするからでしょうか。
ずっと見ていると今度は、暗いところにすこしだけ光があるので、アロマキャンドルのようで逆にくつろげるようになります。
そして、スマートフォンからBGMや絵本によっては動物の鳴き声といった効果音を流すことが可能です。
BGMは今のところ14種類あり、自分の好きなものを選べるのも楽しい!
お子さんの寝かしつけでつかうのであれば、いろいろ試してみて寝つきのよいBGMを探すのもいいかもしれません。
寝かしつけの場合は特に、天井で映しだす方が眠りに落ちやすそうです。
自分で絵本を読む場合でも、文章はスマートフォンにしか表示されないので、個人的には壁よりも天井に映しだしたほうが見やすいと思いました。
”おそら”の絵本ですしね!
ただし、天井の色(木目など)によっては見えにくい場合がありますので、ご注意ください。
ちなみに『しーっ』のとある場面をおそらの絵本で壁に映し出すとこんな感じです。




この時は、昼間にカーテンを閉め、電気を消して白い壁に映し出して撮影しました。
肉眼で見ると、写真よりはもう少しはっきりした絵に見えます。
最終的に買うべきかどうかの結論とおそらの絵本の”進化”について
できれば、もうちょっと準備が楽チンになったらいいな〜とは思ってしまいます。
しかし、毎日使えなくてもおそらの絵本は買って後悔しないグッズです。
誰かと絵本を共有しながら見られることや、スマートフォンという身近なもので非日常を味わえるなんて他にはない!
さらに、おそらの絵本は進化しているのです!
ディスクの進化
まずはおはなしディスクの進化ですが、2018年9月末に新作絵本が12種類も発売されました!
その中には誰もが知っている童話や昔話などの懐かしい絵本からタイトルで読みたくなってしまう最近の絵本までさまざまあります。
発表された絵本は『かぶとむしランドセル』『シンデレラ』『かぐやひめ』『いろいろばあ』『クヌギくんのぼうし』『おんがくれっしゃ しゅっぱつしんこう』『しっぽがぴん』『ももたろう』『さんびきのこぶた』『おひめさまようちえん』『だるまさんがころんだら』『ピコポコプー〜ふしぎなトランク〜』で、販売価格は800円〜1000円(税抜)とのことです!
ちなみに”LINE@”で”親子の時間研究所”を友だちに追加をすると、おそらの絵本の最新情報やお得情報を受取ることもできます。
『すやすやコロコロ』の進化
次に、オリジナルのおはなし『すやすやコロコロ』のスペシャルバージョンが出ていました。
なんとあの『えがないえほん』の翻訳もされている、で翻訳家でマジシャンでミュージシャンでもある大友剛さんの楽曲提供!
通常バージョンの効果音は、木琴のような感じの音でそれも素敵。
スペシャルバージョンはピアノの音でそちらも美しい音なこと!
どちらで聞こうか、いつも迷ってしまいます。
この2バージョンがあることで、まずは新しいディスクを買わなくても、付属の『すやすやコロコロ』だけでも楽しめるはずです!
機能の進化
最後に、機能面でも進化されていまして、アプリの設定画面からナイトモード(明るさ調整)とブルーライトカットができるようになりました!
暗いところで見るので、これはありがたいです!
ナイトモードは本体の明るさ設定と連動しています。
そのためナイトモードは都度、調整が必要です。
しかし、ブルーライトカットの機能はアプリを終了すれば同じように終了。
お子さんを寝かしつけた後に、明るい部屋でスマホを触るときにもそのまま使えます。
またブルーライトカットについては、次に使うときに再設定は不要でした!
忙しいひとの味方ですね〜。
※使い方を詳しく知りたい方は以下の記事もどうぞ!
このように新しいことを取り入れて、常に笑顔を与えてくれる”おそらの絵本”みなさんもぜひぜひ試してみてください!