うっかりがかわいい!『ねこのにゃーた』作:カワダクニコ(小学館)

ねこのにゃーた 《happy》楽しくなりたいとき
画像出典;小学館

”にゃーた”という名前のねこが描いた絵日記絵本

かわいくておもしろい日常が5日分、描かれています。

にゃーたの文才と絵心がすごい!

にゃーたは”みなとまち”というところで、おとうさん・おかあさん・きんぎょさんと暮らしています。

擬人化されている以外、にゃーたはごくごく普通のねこ。

ただし、すごいおっちょこちょいです。

そんなにゃーたのうっかりミス炸裂な5日間が描かれているおもしろ絵日記。

にゃーたの文才と絵心、羨ましい!

絵日記は、いつもにゃーたが家でゆっくりしているところから始まります。

さいごのお話以外は、その後すぐにお出かけへ。

そして、その後に起こったおもしろかわいい出来事が、絵日記の中心です。

たとえば、ご飯のストックがなくなったのでおつかいに出たら、なんともうっかりなハプニングがをおこし、ご飯が買えなかったり。

このような、にゃーたのかわいいうっかりにププッと笑いながら、最終的にはほっこりできる絵日記になっています。

また、キャラクターたちの顔がただかわいいだけではないですし、背景からもちゃんとストーリーを感じられるところが好き!

表紙からずっと見ていられる絵本です。

わたしは、にゃーたの生みの親カワダクニコさんをマクドナルドの”ほんのハッピーセット”で初めて知りました。

※こちらでカワダさんの”ほんのハッピーセット”の絵本を紹介しています。

そして、カワダさんと『ねこのにゃーた』について調べてみると『ねこのにゃーた』にはカワダさん以外にも親がいるのかもという考えが!

『おひさま』

まずは作者であり生みの親であるカワダクニコさんについてです。

カワダクニコさんは、日本大学芸術学部デザイン学科卒業。

絵本作家とともにイラストレーターとしてもご活躍されています。

そして『ねこのにゃーたうみへいく』で2011年の第17回おひさま大賞優秀賞を受賞。

また、小学館の読み聞かせ絵本雑誌『おひさま』でも『ねこのにゃーた』は連載され、人気になりました。

この絵本が短編集のようになっているのは、雑誌『おひさま』に数回に分けて連載された作品をまとめているからだと思われます。

つまり、絵本『ねこのにゃーた』はカワダクニコさんが生みの親であり『おひさま』が育ての親と言えるのではないでしょうか?!

ちょっと無理やりな発想かもしれませんが…(笑)

ちなみに『おひさま』は1994年に創刊された、幼児向け絵本が載っている小学館の購読誌のこと。

しかし、2018年1月15日に発売された2018年2・3月号をもって休刊してしまいました。

過去『おひさま』に連載されていた作品の中には長新太さんの『へんてこライオン』長谷川義史さんの『パンやのろくちゃん』などがあります。

そして、同時に行われていた新作の絵本を募集する「おひさま大賞」という絵本賞も行っていました。

”読み聞かせ”に特化した珍しい雑誌がなくなってしまったことと同時に、ひとつの絵本賞がなくなってしまったというのも寂しいです。

「これから雑誌というものは少なくなってしまうのかな」と考えると余計にさみしいですね。

かたくなに日常

この絵本では、裏切られる部分もあります。

絵日記では4月、5月、7月、10月、12月が描かれていて、四季を楽しめるようなお話かなと思いました。

ただただ日常!

もちろんお話のなかで季節感を感じることはできます。

でも、お花見や海水浴に行ったりという、自分だったら絵日記にかくような内容は描かれていません。

クリスマスのお話ですら、日常感満載で笑ってしまいます。

「日常をこうやって絵日記にした方が、面白いのかもしれない!」と思ってしまう絵本。

今年は日常絵日記やってみようかな〜絵心皆無ですが。

そして、わたしの感じるこの絵本の最高におもしろいポイントは、絵日記のはじまり方です。

「え?ずんの飯尾さん?」と思って絶対笑ってしまう!

最高です!

ぜひ、この飯尾さん感を感じてください!