こぶたちゃん!顔!!『どろんここぶた』作:アーノルド・ローベル/訳:岸田衿子(文化出版局)

どろんここぶた 《happy》楽しくなりたいとき
画像出典:文化出版局

飼い主にとても愛されているこぶたちゃんが主人公のお話です。

こぶたちゃんは、なによりも なによりも、どろんこに沈むのが大好き。

しかしある日、大好きなどろんこが消えてしまい、どろんこを探すために家出してしまいます!

とにかく笑ってしまうシュール絵本で、ぜひこぶたちゃんの表情に注目して読んでほしい一冊です。

この絵本『どろんここぶた』に付けられていた帯には「よい絵本」という文字がありました。

わるい絵本もあるのでしょうか?

気になるので調べてみました!

よい絵本

かえるくんとがまくんの『ふたりは〜』シリーズで有名なアーノルド・ローベルさんのシュール絵本で”全国学校図書館協議会(全国SLA)”が「よい絵本」に選定している一冊です。

「よい絵本」とは隔年ごとに、全国SLAの常設委員会である”全国学校図書館協議会絵本委員会”に参加している、学校関係者や絵本研究者といった方々が選んだ絵本を指します。

“絵本読書が各地でより活発になり、広がっていくことを願って、1977年以来、学校や家庭、地域で子どもたちへの読み聞かせや絵本をすすめるときの、選書の手がかりとなる優れた絵本のリストを「よい絵本」として発表し、あわせて、解説をつけてカラー解説目録『よい絵本』として発行してきました”公益社団法人全国学校図書館協議会のホームページより引用

この「よい絵本」を選ぶ基準も決まっていて、たとえば「こどもに対する正しい愛情があるか」といったことも考慮しており、子どものためになる絵本かどうかというのをしっかり検討して選ばれています。

基準を読んで、なぜ『どろんここぶた』がどうして選ばれたのかはイマイチわかりませんでした。

ほんとうに大好きな絵本ですし、言葉や絵はこどもの興味を引くもので素晴らしいと思います。

しかし、内容は、親として気をつけなければならないことといった親のために描かれていると感じたからです。

わたしのような頭がわるいくせに、あれこれ理屈を考えてしまう大人が読むとそう感じてしまうのでしょうか…

みなさんはどのように感じるでしょうか、ぜひこのよい絵本の基準も意識しながら読んでみてほしいです。

ということで、当たり前かもしれませんが、わるい絵本はないようですね(笑)

あなたはどの顔が好きですか?

この絵本は、お話、言葉、絵のどれをとっても素晴らしく、シュールです。

お話は、大好きなどろんこがなくなって、家出してしまうこぶたちゃんの話。

すでにシュールですよね、でもどろんこのなくなり方、もっとシュールです。

あなたも「ウソ!そんなことして大丈夫ですか!?」と叫ぶでしょう。

そして言葉、飼い主のおじさんの「きのどくな ことをしたな」というセリフからの「きのどくではすみません」の文章など、言葉選びもシュールです。

最後に絵ですが、これはもうこぶたちゃんの表情がシュールです!!

わたしのオススメは、どろんこがなくなり、家出を決意する時の表情と、新しく見つけたどろんこが変だと気づいたときの表情です。

何回でも笑えるその表情は、本当に素晴らしい!!

読めばあなたも笑ってしまう一冊です!

ぜひ読んで、あなたのお気に入りのこぶたちゃんの表情を見つけてください。