カレーあるあるの絵本!
よめば、あなたの晩ごはんもカレーに決まります。
あるある
おかあさんと一緒に商店街へ買い物にやってきたぼく「ゆうごはんなにがいい?」の質問に対して、間髪いれずに「カレーライス!」とひとこと。
ぼくの発した「カレー食べたい」の輪が広がっていくお話です。
その広がり方が「あるある!」であり「そんなわけないよ!」でもあるというなんとも愉快なものになっています。
そして、やっぱりつちださんの絵本には、お相撲さんとねこが多い。
さらに!!
『えんにち奇想天外』という絵本で、ものすごく気になった外人さんカップルが大きく登場します!
やっぱりすごい体格差!
気になります。
また、商店街には気になる人・ものがたくさん描かれていてほんとうに楽しい!
たとえば、お肉屋さんの張り紙や美容院のお母さんが着ているシャツの文字。
とくに好きなのは、八百屋さんに貼ってある”華麗なるカレー教室”のポスターです。
このカレー教室のポスターは、下に連絡先などがくっついていて、気になる人がちぎって持ち帰ることができるタイプ!
なつかしい!
しかもけっこう持って帰られている!
このようにクスッと笑えるよう、細かな設定がたくさんつまっている絵本です。
しかしながら、カレーを食べたくなるときってけっこう多いですよね。
もちろんこの絵本のような外的な理由も多いと思いますが「なんか無性に食べたい!」という時もあります。
理由を調べてみたら、ちょっと心配になってしまうような情報もありました!
スパイスの力
調べてみるとカレーを食べたくなるときは、疲れているときや風邪を引きそうなときに食べたくなるという情報が!
たしかに、疲れているときに食べたくなっている気もします。
また、認知症の予防にもなるという情報もありました!
さいきん、もの忘れが激しいからカレーを食べたくなるのでしょうか…心配です…
さておき、このような効果があるとされる理由は、カレーのスパイスによるものです。
IENAKAによれば、カレーの基本スパイスはクミン・コリアンダー・カルダモン・ターメリック・レッドペッパー(レッドチリペッパー)・シナモンの6種類。
せっかくなので、スパイスの効果を紹介します。
1.クミン(馬芹)
食欲増進や消化促進作用があるといわれています。
ガンや循環器系の病気の予防にもなるそう。
2.コリアンダー(胡荽子)
消化を促し、食欲を増進するはたらきや腸内にたまったガスの排出する効果があり、せき止めの薬としても用いられている地域もあるそうです。
3.カルダモン(小豆蔲)
呼吸器系の不調の改善。
また香りをかぐことで、脳の血流が3%改善されるとの研究結果もあるらしいです。
また、口臭予防の効果も!
4.ターメリック(鬱金)
抗酸化作用や肝機能改善、アルコール代謝作用、コレステロール値低下などのはたらきをもつとされています。
そのほか、免疫機能の向上や血行促進、認知症予防にも。
5.レッドペッパー(蕃椒)
カプサイシンの発汗作用や脂肪燃焼にも効果があるとされています。
唾液を多く分泌させ、消化を助ける効果や、美肌にいいとされるビタミンAやビタミンCを豊富に含むようです。
6.シナモン(桂皮)
抗菌・発汗・鎮静などの効果があるよう。
体内の余分な水分をはけさせるので、夜尿症などにも効果があるとされています。
以上のように夏バテにはカレーというのが、納得の効果があるようです!
毎日でも食べたい!
なんて…いくらよい効果があるからといって、食べすぎては意味がないですよね。
つながりが感じられる絵本
この絵本は、ほんとうに楽しいです。
みちゆく人の顔がユーモラスですし、細かいところまで作り込まれていて、何度読んでも新しいおもしろポイントが発見できます。
また、つちださんの絵本には別の絵本に出てくるキャラクターが登場するのも好き。
この『ぼくんちカレーライス』には、くんちゃんというおんなの子が登場します。
くんちゃんは『くんちゃんはあきらめないもん』(偕成社)という絵本の主人公。
ちなみにこの絵本も面白いです!
わたしは、マンガでも小説でも「この人、前にのやつにも出てた!」というつながりを感じると嬉しくなってしまいます。
そういった関連のある作品が好きな方は、つちださんの絵本も好きだと思います!
また、この『ぼくんちカレーライス』は、読んでいるこちら側にまでカレーの香りがしてきそうなくらい、カレーが食べたくなる絵本!
いま、あんまり食欲ないなというときにオススメできます。
ぜひ読んでみてください!